Side bending

17inch Archtopのサイド材を曲げます。

同時進行の2本目。

これは幅61mm,割と私のスタンダードな寸法ですかね。

でも,始める前にちょっと嫌な予感がしていました。

なぜなら,,,

この杢目!!。

濡らすとこうなります。

ゴージャスなのは良いのですが,こういうのは「割れやすい」ヤバい奴が多いので(笑。

慎重に慎重に進めましたので,2時間かかりました。

カッタウェイの部分が一番急カーブなのでそりゃ真剣でしたが,

案外そこを曲がった後のウエストのくびれの部分に危機が到来するんですよねぇ,,気が抜けるんでしょうか,,。

人生語っちゃいそうになりますよね,,こういうの。

今日もこっちのくびれ,ヤバかった。

すんでのところで難を逃れました。

このド派手Curly,

仕上がりが楽しみになってきました。

対のバック材の杢目はこんな感じ。

ノートを見たら,この材料は2005年に入手したもの。

両面はすでに削り出してあります。

これ,削ってからも随分時間が経ってますね,,,。他の楽器を優先させてたんですね。

入手当時,すぐに使わなかったのは,お値段が恐れ多い,,という理由だけではなく,

このサイド材を「曲げられる気がしなかった(笑」からです。

自分のその時の力量では「絶対割る!」自信があったから,,,(笑。

そして今日,なんとか割らずに曲げられました。

心の深〜いところで,ヒタヒタと満足してます(笑。

今,自分には無理だ,とか「使いこなせねー」と思う材料は,「先送り」するのも手ですね。

ま,それにしても,ちょっと時間がかかり過ぎでしたね(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

X Bracing

トップ材の裏側のカーブをブレイス材に書き写します。

古いコンパスを使います。

そのままではちゃんと先が当たらないので,細いテープをぐるぐる巻きにしたらいい感じ。

これ,夜中に突然思いつきました。

なんでだろ(笑。

ブレイスがずれないように,サイコロ状の木材をガイド代わりに接着。

後で綺麗に取れるように,柔らかい材料を。

ヒバの棒材がありましたのでそいつを使います。

ヴァイオリン属では「トーンバー」とも言いますよね。

低音弦側にだけ,こいつがあって,高音側は魂柱が立っています。

ストラディバリの本を見ていたら,このトーンバーの削り方が全部違うんですよね,当たり前でしょうけど。

指でトントンと叩いて,響きを揃えるって言いますよね。

その時ストラディバリは,頭にどんな基準を持っていたんでしょうかね。

ま,誰にもわからない「謎」ですよね。

X Bracing

X Bracing.

Archtop guitarのブレーシング(トップ材の裏に取り付ける棒状の補強材)は,

大雑把にはこのXに配置する場合と2本並行に配置するパラレルの2種類ですよね。

今回の17inchはXブレイシングにします。

位置関係はこんな感じ。

Martinのようなフラットトップのそれとはちょっとレイアウトが違いますよね。

60年代のGibson Johnny Smithモデルの配置を再現してみます。

使う材料は,Aderondack Spruce。

タップトーンは「キーン」って感じです。

F -hole

伝統的なGibsonスタイルのFホールを切ります。

いつもは,大中小のドリルビットで穴だらけにしてから切り出すのですが,

「ちょっと待てよ」。

スプルースですから,そこまでしなくても普通に削れるんじゃ,,,。

というわけで,ドリルで3つ開けたら,それを引き回しノコで曲線につないで,あとはカッターで削ってみました。

おお,これでいんじゃね?(笑。

15inchの場合,Fホール自体を相当細いデザインにしてるんで,こんな方法だと心元ありませんが,

17inchのこのデザインなら「やれます」。

仕上げに近づいたら,流石にカッターでは精度が出ませんから,小刀の出番ですね。

Zsofia Boros

先日,友が訪ねてきた時

「僕は落ち込んでる時はクラシックしか聞かないんですよ。Jazzを聞くのは久しぶりです」というじゃないですか。

そういや私は四六時中「Jazz」に包まれて生活してます。

そして,私に欠落している数えきれないほど多くのもののうちの一つが,「クラシックミュージック」(笑。

全く方向感覚がないんです。

すると,翌日,「あなたにおすすめ」に,

”Zsofia Boros”

が現れました。

https://www.youtube.com/watch?v=aINR-1HdTZM

siri, お前やっぱり人の話聞いてんな(笑。

Apple Musicで検索。

今年の新譜

”El último aliento”

素晴らしい。素晴らしい。素晴らしい。

しかも,お気に入りのECMレーベルにこんなアーティストがいたなんて,全くノーチェックでした。

ジャンルが「クラシック」って書かれてるだけで,無意識にパスしてたんでしょうか。

8曲目の

”Le labyrinthe de Vermeer”

をヘビロテしながら,最後の仕上げのクリアを吹きました。

これで2週間ほど放置ののち「磨き」ですね。

湿度も低くて,塗装には「うってつけ」の花曇りの札幌です。

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Brown

昨日のYellowの上に,タバコブラウンを重ねました。

レモンイエローだけだと,余りにも「派手」な黄色になってしまうので,ちょっとくすませたんです。

隣りは塗装面にダメージを与えてしまったDEEDEE11。

ちゃんと直しました。このSemi-Hollowの塗装と一緒にやろうと決めていたんです。

作業部屋を塗装ブースに段取り変えするのが「面倒だった」,,,とも言います(笑。

向かいの建物に反射した夕日が差し込んだところでシャッターを切りました。

DEEDEE11は,実際はこんなに真っ赤ではないんですが,

写真になるとなぜかこうなっちゃうんですね。

撮影に使った Leitz Summaron 35mmF2.8は190***番台で,

このレンズとしては新しい方でしょうが,

それでも多分60年くらい前のものなのでしょうから,仕方ないかもしれません(笑)。

奥にちょっとだけ見えているのは,17inchアーチトップのモールド。

Thinボディ用に「薄め」のを作りました。

塗装がひと段落したら,今度はこっちですね。

GW前に桜が散ってしまうなんて,初めての札幌です。

Yellow

Yellow.

ヴァイオリン属に倣って下地に黄色を吹きました。

さて,こいつどんな色にしようかな,,,とまだ,考え中です。

トップのスプルースは,同じ黄色を吹いても何だか効果が分かりませんね。

目止めにクリアを吹いて,今日の塗装作業は終了します。

明日,サンディングして最終カラーコートしましょ。

 Protezione per cordiera?

Chat GPTは使ってますか?。

私,最近使い始めました。

なぜなら,,いろんな名前を忘れてしまうので,,(笑。

このボディエンドのテールナイロンを受けるパーツの名前を忘れました。

早速ChatGPTに質問です。

「ヴァイオリンのテールナイロンがボディに触れる部分の黒い部品は何という名前ですか?」

「申し訳ありませんが,その黒いパーツに関する情報はありません」

「テールナイロンはわかりますか?」

「テールナイロンは,テールピースとエンドピンを繋ぎ止める紐状のパーツで総称としてテールナイロンと呼ばれます。より正確な名称としては,材質によりテールガット,テールワイヤー,テールロープなどがあります」

「ではそれがボディに触れる部分のパーツは?」

「テールナイロンプロテクター,あるいはサドルと呼ばれます」

「では,それをイタリア語で表現すると?」

「Protezione per cordiera」

何かの拍子にそのチャットが止まってしまい,もう一度質問。

「サドルはテールナイロンプロテクターで間違い無いですか?」

「そのような呼び方はありません」

「ではそれをイタリア語で表現すると?」

「Capotastoです」

「Protezione per cordieraではないんですか?」

「私の知る限りそれはヴァイオリンのサドルを指す表現ではありません」

え?

結局,何が正しいのか,全くわからなくなりましたが「サドル」でいいんでしょうね(笑。

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DEEDEE3-2

DEEDEE3-2.塗装開始です。

サンディングシーラーを吹いたところ。

わーっと杢目が現れてきて,楽しい瞬間ですよね。

またサンディングの日々なのですが(笑。

トップ側はこんな感じ。

多分,これをサンディングしたのち,もう一回くらいはシーラーを吹くことになる気もします。

ボディの真ん中の桂材の赤さも現れました。

このシーラーを吹く前に,コントロール関係の位置を決めました。

毎度毎度,その都度ボリュームやトーンの位置を考えます。

ちょっとずつレイアウトが違うので,テンプレートを作っても無駄なんですよね。

今回はこんな感じ。

これらのレイアウトも,何か法則のようなものがあるような,ないような(笑。

DearmondのFHCやエディヴァンヘーレンみたいに,ワンボリュームも好きなのですが,

必ず「Toneつけて」と言われるので,

自分用以外はやったことがないです(笑。

そういえば,預かってたShellac 17inchのリペアも完了しました。

Shellacの良いところは,コンプレッサーもスプレーガンも使わずに,塗装の表面に塗り重ねができる事ですね。

French Polishやべー。

Back Cavity

Back Cavity.

サーキットなどの部分のキャビティを切り出してから,バックのCurly Mapleを接着しました。

けど,CNCもレーザー切断機もない個人工房の場合,こいつは結構厄介です。

一筆書きのように糸鋸盤で切り出したアウトラインは,お世辞にも美しいとは言えません(笑。

でも,切り出したメイプルを蓋に使いたいんです。

木目が通っていて,共材の蓋は魅力的ですから。

なので,ノコの厚み分をバインディングの要領で縁取りすることにしました。

山桜とMahoganyの薄板を周囲に巻きます。

こんな感じで,巻きます。ピッタリになるまで。

こんな感じでしょうかね。

キャビティの中はこんな感じ。セラックを内部に塗りました。

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